- 畏れる
- おそれる【恐れる・畏れる・怖れる・懼れる】(1)危害が及ぶことを心配してびくびくする。 危害を及ぼすような人や物と接することを避けたがる。 こわがる。 《恐・怖・懼》「野獣は火を~・れる」「相手が去年の優勝チームだからといって~・れるな」「報復を~・れる」「残りの船は風に~・るるか/平家 11」(2)良くないことが起きることを予想し, そうならなければよいが, と思う。 危惧(キグ)する。 《恐・懼》「失敗を~・れていては進歩は望めない」「資料の散逸を~・れる」(3)神仏などを, 人為の及ばないものとして敬い, 身をつつしむ。 《恐・畏》「神をも~・れぬ不逞(フテイ)の輩(ヤカラ)」(4)閉口する。 恐れ入る。 《恐》「飲六さんの悪ふざけには~・れるねへ/滑稽本・浮世風呂2」〔上代は上二段か四段か不明だが, 平安初期は上二段活用が多い。 平安中期に下二段にも活用するようになり, 中世以降は下二段活用のみとなった〕
Japanese explanatory dictionaries. 2013.